導入
こんにちは、ぷららです。
家にボードを置きたい人が最後に引っかかるのが、たいていこれです。
「音がうるさくて夜に投げられない」
「賃貸だから隣に響かないか心配」
「防音ボードって本当に静かになるの?」
最後のやつから正直に書きます。「どのくらい静かになるか」を示す数値は、どのメーカーも公表していませんでした。当サイトでも計測していないので、効果の程度は断定できません。
できるのは音の正体を分けて、それぞれに対応する手段を整理することです。原因が違えば対策も違います。
【結論】音は3種類ある
| 音の種類 | いつ出るか | 主な対策 |
|---|---|---|
| ① 刺さる音 | 矢がボードに入るたび | 静音構造のボード/設置面の工夫 |
| ② 落ちる音 | 外れた矢が床に落ちる | マット(これはほぼ確実に効く) |
| ③ 振動 | ボードを通じて壁へ伝わる | 壁付けをやめる(スタンド化) |
いちばん対策しやすいのは②です。マットを敷けば落下音は減ります。逆に①と③は製品選びや設置方法の話になり、効果を数値で保証できません。
① 刺さる音への対策
これは投げるたびに必ず出る音なので、回数が多いぶん気になります。
静音をうたう製品はある(ただし数値なし)
家庭用オンラインボードの上位モデルには、静音対策を明記したものがあります。たとえばDARTSLIVE Home Proは、公表されている説明で次の要素が挙げられています。
- 新開発の「Proセグメント」
- ボード内部の幾層にも重なる高機能防音・吸音材……打音と反響音を抑制
ここで正直に書きます。「防音・吸音材が入っている」という事実までは確認できましたが、dBなどの数値は公表されていませんでした。通常版との差がどれだけかは分かりません。
仕様の比較はDARTSLIVE HOMEとは|通常版とProの違いで整理しています。
ボードの素材による違い
一般的に、電子ボード(プラスチックのセグメント)とハードボード(サイザル麻)では音の性質が違うとされています。
- 電子ボード……プラスチックに刺さる硬い音
- ハードボード……麻に刺さる音。一般に静かとされる
ただしハードボードは電子的な採点ができません。スコアは手計算かアプリになります。静音を最優先するならハードボードという選択肢はありますが、機能を捨てることになります。
※この比較は一般に言われている傾向で、当サイトで測定したものではありません。
② 落ちる音への対策(ここは確実)
マットを敷いてください。3つの対策のうち、これがいちばん確実です。
外れた矢は床に落ちます。フローリングに直接落ちると硬い音が出て、下階に響きやすいのは想像しやすいと思います。
- TRiNiDAD THROW MAT……2,990円
マットには音以外のメリットもあります。
- チップが折れにくくなる(床に直撃しない)
- 床が傷つかない
- スローラインが印字されているものがある(距離を測らなくて済む)
チップは消耗品ですが、落下で折れる分を減らせるなら実質的な節約になります。折れた場合の対処はチップが折れた時の取り方にまとめました。
マットで足りない場合
厚手のカーペットやジョイントマットを下に重ねる方法もあります。ただし厚みが増すと足元が不安定になり、投げるフォームに影響する可能性があります。ここはトレードオフです。
③ 振動への対策
見落としやすいのがこれです。壁にボードを固定すると、打撃が壁を通じて伝わります。
集合住宅で「隣の部屋に響く」場合、空気を伝わる音ではなく壁を伝わる振動が原因のことがあります。
スタンドを使う
壁付けをやめて自立式のスタンドにすると、壁に直接振動が伝わらなくなります。
- DARTSLIVE ポールスタンド……17,380円
スタンドには他のメリットもあります。
- 壁にネジ穴を開けない(賃貸で重要)
- 高さを調整できる(規定の173cmに合わせやすい)
- 移動できる
賃貸なら、防音より先に「穴を開けない」理由でスタンドを選ぶ価値があると思います。
※スタンドにすれば振動が減るというのは構造からの推測です。当サイトで測定していないため、効果は保証できません。また床への振動は残ります。
壁付けする場合の緩衝
壁に付けるなら、ボードと壁の間に緩衝材を挟む方法が一般に紹介されています。ゴムシートやフェルトなどです。
ただしボードの固定が緩むと危険なので、取り付け方法は製品の説明に従ってください。
壁を守る対策も兼ねる
音とは別ですが、同時に考えたいのが壁の保護です。外れた矢はボードの外側に当たります。
- COSMO DARTS 4ピースダーツボードサラウンド……6,600円
サラウンドは壁の穴を防ぐもので、打音を消すものではありません。ただし矢が壁に当たる音は減ります(当たる場所が緩衝材になるため)。
設置全体の考え方は家ダーツの設置方法にまとめています。
製品以外でできること
お金をかけない対策も挙げておきます。
- 時間帯を決める……夜間を避ける。いちばん確実
- 設置する壁を選ぶ……隣戸と接する壁を避け、外壁側や収納側に付ける
- 投げる本数を減らす……1日の総打撃数が減れば影響も減る
正直なところ、時間帯を選ぶのがもっとも効果的だと思います。機材でどれだけ対策しても、深夜の打音をゼロにはできません。
期待値を正しく持つ
最後に、いちばん大事なことを書きます。
「防音対策をすれば無音になる」わけではありません。矢が刺さる衝撃そのものは残ります。
できるのは音を減らすことで、消すことではありません。集合住宅で不安が大きい場合は、設置前に隣戸との位置関係を確認しておくほうが確実だと思います。
店に通う頻度を上げるという選択もあります。ダーツにかかる費用で比較しているので、あわせて検討してください。
よくある質問(FAQ)
Q. 静音ボードはどのくらい静かになりますか?
A. 数値は公表されていません。DARTSLIVE Home Proのように「防音・吸音材」を明記した製品はありますが、dBなどの効果は示されていません。当サイトでも計測していないため断定できません。
Q. いちばん効果がある対策は何ですか?
A. 音の種類で違います。落ちる音にはマットが確実です。刺さる音と振動は製品や設置方法の話になり、効果を保証できません。
Q. 賃貸でも家ダーツはできますか?
A. できますが、壁に穴を開けない工夫が必要です。スタンドを使えば壁を傷つけずに設置でき、振動も壁に直接伝わりません。マットとサラウンドも合わせて検討してください。
Q. ハードボードのほうが静かですか?
A. 一般にそう言われています(麻に刺さる音とプラスチックに刺さる音の違い)。ただし当サイトで測定していません。またハードボードは電子的な採点ができません。
Q. サラウンドは防音になりますか?
A. 主目的は壁の保護です。矢が壁に当たる音は減りますが、ボードに刺さる打音を消すものではありません。
まとめ
- 音は3種類。刺さる音/落ちる音/振動。原因が違えば対策も違う
- 落ちる音はマットで確実に減る。チップの保護と床の保護も兼ねる
- 刺さる音は静音製品があるが、効果の数値は公表されていない
- 振動対策はスタンド化。賃貸なら「穴を開けない」理由でも有効
- サラウンドは壁の保護。打音を消すものではない
- いちばん効くのは時間帯を選ぶこと。機材で無音にはできない
「防音」という言葉に期待しすぎないほうが、判断を間違えないと思います。減らせる音と減らせない音を分けて考えてください。
参考・出典
- TiTO「DARTSLIVE Home Pro」商品ページ(Proセグメント/ボード内部の防音・吸音材による打音と反響音の抑制という公表内容)
- DOJO「競技規定」(設置の高さ173cm。スタンドで高さを合わせる際の基準)
※🔴 本記事で扱う防音効果は、いずれも数値が公表されていません。当サイトで騒音を測定したものではないため、効果の程度は断定していません。ハードボードと電子ボードの音の違い、スタンド化による振動低減はいずれも構造からの一般的な説明であり、測定に基づくものではありません。価格・在庫は変動します。