導入
こんにちは、ぷららです。
ダーツを始めようとして、こんなところで止まっていませんか。
「そもそも何点入るのか、ボードの見方が分からない」
「刺さらずに落ちたダーツって、どうなるの?」
「ゲームの種類が多すぎて、どれを覚えればいいのか分からない」
ダーツのルールを調べると、いきなりゲームごとの細かい説明が出てきます。でも実際につまずくのは、その手前の「盤面が読めない」ところなんですよね。私も調べ始めたとき、20分割された数字とリングの意味が分からず、点数の話が全然入ってきませんでした。
この記事では、盤面の見方から順番に整理しました。数値はすべて日本ダーツ協会の競技規定やDARTSLIVE公式など、一次情報にもとづいています。
読み終わるころには、点数の数え方・投げ方の決まり・トラブル時の扱い・最低限のマナーまで分かります。
【結論】最初に押さえるのはこの5つ
- 1ラウンドに3本投げ、それを交互に繰り返す
- 外側の細いリングが2倍、内側の細いリングが3倍。最高はトリプル20の60点(ブルではない)
- 公式規格は高さ173cm・スローライン237cm(ソフトダーツは一般に244cm)
- 刺さらずに落ちた矢は0点。投げ直しもできない
- ゲームはカウントアップ → 01 → クリケットの順で覚えれば十分
1. ダーツボードの見方|どこに刺さると何点?
ここが最初の関門です。盤面が読めるようになると、他のルールは一気に分かるようになります。
盤面は20分割されている
ダーツボードは中心から放射状に20分割されていて、それぞれに1〜20の数字が割り当てられています。数字の並びは順番ではなく、20の隣が1と5というように、大きい数字の隣に小さい数字が来る配置になっています。
これは「大きく狙って外したときに損をする」ための設計です。20を狙って少しズレると1点や5点になるので、狙いの精度がそのまま点数に出ます。
4つのエリアで倍率が変わる
同じ数字でも、刺さる場所によって点数が変わります。
| エリア | 場所 | 点数 | 例(20の場合) |
|---|---|---|---|
| シングル | 広い面(内外の2箇所) | 数字どおり | 20点 |
| ダブル | いちばん外側の細いリング | 2倍 | 40点 |
| トリプル | 中間にある細いリング | 3倍 | 60点 |
| アウターブル | 中心の外側(緑) | 25点 | — |
| インブル | 中心(赤) | 50点 | — |
【重要】最高得点はブルではない
ほぼ全員が最初に誤解するポイントです。1本での最高得点はトリプル20の60点で、ブル(50点)ではありません。
真ん中が一番エラそうに見えるので「ブルが最高点」と思いがちですが、実際はトリプル20のほうが10点高いんです。だから上級者は、点数を稼ぎたい場面で20のトリプルを狙います。
3本すべてトリプル20に入れば180点で、これが1ラウンドの最高得点です。DARTSLIVEではこれを「TON80」というアワードとして表示し、公式が公表している出現率は0.3%です。
得点の数え方(具体例)
1ラウンド3本を投げて、それぞれ次の場所に刺さったとします。
- 20のシングル → 20点
- 20のトリプル → 20×3で60点
- 5のダブル → 5×2で10点
合計90点がこのラウンドの得点です。ソフトダーツのマシンは自動で計算してくれるので、自分で足し算する必要はありません。
ブルの扱いはゲームによって変わる
注意点として、ブルの扱いはゲームごとに違います。カウントアップや01では「アウターブル25点・インブル50点」ですが、クリケットではインブルが2マーク(ダブル扱い)としてカウントされます。
2. 投げるときの基本ルール
1ラウンド3本を交互に投げる
日本ダーツ協会の競技規定では「三本のダーツを一本づつ投げ、それを一投(ワン・スロー)とする」と定められています(出典:日本ダーツ協会「競技規定」)。
3本投げ終わったら、刺さったダーツを抜いて次の人に交代します。これはどのゲームでも共通です。
足の位置とスローイングライン
同じ競技規定では、スタンスについて「右利きの人は右足、左利きの人は左足を、つまり投げる手と同じ方の足を前方にスタンスする」とされています。
そして投げる位置はスローイングライン(または仕切り板)の後端から。左右に出て投げる場合も、「スローイングラインまたは仕切り板の延長線より後ろから投げることができる」と規定されています。つまり横にずれるのは構いませんが、ラインより前には出られません。
矢を抜くタイミング
意外と知られていないのが、「最後の矢を投げ終わって、スコアキーパーが得点を記録するまで矢はボードにささっていなければならない」という規定です。
ソフトダーツのマシンでは自動計算されますが、投げ終わってすぐ抜きに行かず、点数が表示されてから抜くのが基本です。
禁止されている投げ方
競技規定には明確な禁止事項もあります。
- ダーツのポイント(先端)を後方に向けて投げてはいけない
- アンダースローで投げてはいけない
- ジャンプして矢を抜いてはいけない
普通に投げていれば抵触しませんが、ふざけて投げると危険なので決められている、と理解しておけば十分です。
3. 距離と高さ|公式規格
日本ダーツ協会の競技規定では、次のように定められています。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| ボード中心(ブル)の高さ | 173cm |
| ボード面からスローイングラインまで | 237cm |
| 車椅子競技の高さ | 133cm |
ソフトダーツは244cmが一般的
ここが少しややこしいところです。上記の237cmはスティールダーツ(ハードダーツ)の基準で、ソフトダーツでは244cmとされるのが一般的です。7cmほど遠くなります。
お店にあるマシンはソフトダーツなので、実際に投げているのは244cmの距離ということになります。
※244cmという数値は日本ダーツ協会の当該ページには記載がありませんでした。ソフトダーツの慣行として広く用いられている数値です。正確な設置寸法は使用するマシンのメーカー仕様を確認してください。
家に置く場合も同じ寸法で
自宅にボードを設置する場合も、この寸法に合わせておくと店と同じ感覚で練習できます。高さ173cmは床からボードの中心(ブル)までで、ボードの上端ではない点に注意してください。
4. ソフトダーツとハードダーツの違い
ダーツには大きく2種類あります。日本のお店で遊ぶのはほぼソフトダーツです。
| ソフトダーツ | ハード(スティール)ダーツ | |
|---|---|---|
| 矢の先端 | 樹脂製(ソフトチップ) | 金属製(スティールチップ) |
| 距離 | 一般に244cm | 237cm(公式規定) |
| 得点計算 | マシンが自動 | 手動で計算 |
| 主な場所 | ダーツバー・ネカフェ・アミューズメント | 専門店・海外の大会 |
「スティールティップダーツ」という別名があるように、先端の素材が名前の由来です。ボードの大きさや材質、的の大きさにも違いがあります。
ただし「1ラウンド3投」という基本は共通なので、道具さえ揃えば大きな違和感なく移行できるとされています。初心者はまずソフトダーツから始めるのが一般的です。
5. こんなときどうなる?実践的な疑問
実際に投げ始めると必ず出てくる疑問です。
刺さらずに落ちたダーツは?
0点です。そして投げ直しもできません。
日本ダーツ協会の競技規定では「ボードにささらず、落ちたり跳ね返ったダーツは、スタートまたは勝敗決定時のセンター以外は再投できない」と明記されています。
ただしソフトダーツの場合、刺さらなくてもマシンがセンサーで反応してカウントすることがあり、その場合はカウントが認められます。「刺さっていないのに点が入った」というのはこれです。
スローラインから足がはみ出したら?
規定ではラインの後端から投げると定められています。はみ出して投げた場合は無効となり、カウントされず投げ直しもできないという扱いが一般的です。
とはいえ、友人同士のカジュアルなプレイで厳密に取られることは少ないです。大会や公式戦では明確な違反になるので、癖にしないほうが無難です。
刺さったダーツに当たって落ちたら?
先に刺さっていたダーツに当たって落ちた場合も、落ちたダーツは0点です。ボードに残っていることが得点の条件になります。
6. 覚えるべきゲームは3つだけ
DARTSLIVE2には20種類以上のゲームが収録されていますが、実際によく遊ばれるのは限られます。まずはこの3つで十分です。
カウントアップ|最初はこれ
0点からスタートし、8ラウンド計24本の合計得点を競うゲームです。減点もバーストもなく、ただ高い点を狙うだけなので、初心者が最初に投げるのに向いています。
DARTSLIVE公式の初心者目標は400点。→ カウントアップのルールと平均点の目安
ゼロワン(01)|対戦の基本
持ち点をぴったり0にするゲームです。301、501、701などの種類があり、点数を引き算していきます。0を通り越すと「BUST」となり、そのラウンドの点数が無効になります。
試合で最も使われる基本形です。→ ゼロワンのルール
クリケット|陣取りの駆け引き
15〜20とブルの7エリアだけを使う陣取りゲームです。同じ数字に3回当てると自分の陣地になり、そこから得点できます。相手の陣地を潰せるので駆け引きが生まれます。
01と並ぶ二大ゲームですが、ルールは一段複雑です。→ クリケットのルール完全ガイド
覚える順番
- カウントアップ……ルールを覚える必要がない。まず投げることに慣れる
- 01……引き算だけなので直感的。試合の基本形
- クリケット……陣取りの概念が入るので最後。覚えると一気に面白くなる
その他のゲームはダーツのゲームの種類まとめで目的別に整理しています。
7. 最低限のマナー
ルールではありませんが、知らないと気まずくなるポイントです。
- 投げている人の前を横切らない……集中を切らすうえに危険
- 投げ終わるまで矢を抜きに行かない……規定上も得点記録まで刺さっている必要がある
- 人のダーツを勝手に触らない……マイダーツは個人の道具
- 大差がついたら追い打ちしない……クリケットには「オーバーキル」という嫌われる行為があります
- 順番を守る……マシンの表示に従えば基本的に問題ありません
8. 実際に投げるには?
ルールが分かったら、次は投げ方です。持ち方(グリップ)・立ち方(スタンス)・投げ方(スローイング)には基本の型があります。
ただしルールと違って「絶対の正解」がないので、まずは投げやすい形から始めて構いません。詳しくはダーツの投げ方でまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q. ダーツの最高得点は?
A. 1本ではトリプル20の60点、1ラウンド(3本)では180点です。ブルの50点が最高ではありません。
Q. 点数は自分で計算するの?
A. ソフトダーツのマシンは自動計算します。ハードダーツでは手動で計算します。初心者がお店で遊ぶ分には、計算を覚える必要はありません。
Q. 順番はどうやって決める?
A. 一般に、ブルに近いほうが先攻になる方法(ディディング/コーク)で決めます。マシンや店舗によって進行が異なることがあります。
Q. 何本のダーツが必要?
A. 1ラウンドに3本投げるので、3本1セットが基本です。お店には貸出用のダーツ(ハウスダーツ)があるので、手ぶらで行っても遊べます。
Q. ルールを知らなくてもお店に行って大丈夫?
A. 大丈夫です。マシンが得点を計算し、進行も案内してくれます。この記事の「盤面の見方」と「1ラウンド3本」だけ頭に入れておけば十分です。
Q. 子どもでもできる?
A. ソフトダーツは先端が樹脂なので比較的安全です。ただし高さ173cmが基準なので、身長によっては投げにくい場合があります。
まとめ
- 盤面は20分割。外側の細いリングが2倍、中間の細いリングが3倍
- 最高はトリプル20の60点(ブルの50点ではない)。1ラウンド最高は180点
- 1ラウンド3本を交互に投げる。投げる手と同じ側の足を前に
- 公式規格は高さ173cm・スローライン237cm。ソフトダーツは一般に244cm
- 刺さらず落ちた矢は0点。投げ直しもできない(ソフトはマシンが反応すれば有効)
- ゲームはカウントアップ → 01 → クリケットの順で覚える
- マナーは投げている人の前を横切らない・投げ終わるまで抜かない
ルールを完璧に覚えてから行く必要はありません。マシンが計算してくれるので、盤面の見方だけ分かっていれば十分に楽しめます。まずはカウントアップを1ゲーム投げてみてください。
参考・出典
- 一般社団法人日本ダーツ協会「競技規定」(高さ173cm・スローライン237cm・1ラウンド3本・スタンス・刺さらなかった矢の扱い・禁止事項)
- DARTSLIVE2 ゲーム一覧
- DARTSLIVE「カウントアップのルール」(8ラウンド・初心者目標400点)
- DARTSLIVE「クリケットのルール」
- DARTSLIVE「アワード8種類を紹介」(TON80の出現率)