導入
こんにちは、ぷららです。
ダーツを始めると、必ずこの言葉が出てきます。
「レーティングいくつ?」
「Aフラ(Aフライト)目指してる」
「フェニだとRt.15だけどライブだと8」
最後のやつが混乱の元です。レーティングは機種によって段階数が違うので、同じ数字でも意味がまったく違います。ダーツライブは18段階、フェニックスは30段階です。
しかも調べてみると、元になるスタッツの単位まで違いました。これを知らずに数字を比べると、話が噛み合わないのは当然です。
この記事ではレーティングの全体像を、公式情報だけで整理します。
【結論】レーティングの要点
- レーティングは「ダーツの実力を示す数値」。ゴルフのハンデやボウリングのアベレージと同じ役割
- 機種で段階数が違う。ダーツライブ 1〜18/フェニックス 1〜30。そのまま比較できない
- 元になるのはスタッツ(01とクリケットの平均)。この単位も機種で違う
- 一人プレイでは付かない。対戦が対象
レーティングとは何か
レーティングとは、ダーツの実力を数値で示した指標です。ダーツライブ公式では「ゴルフのハンディキャップやボウリングのアベレージのようなもの」と説明されています。
役割は主に2つあります。
- 自分の現在地が分かる……練習の効果が数字で見える
- 対戦や大会のレベル分けに使う
フェニックス公式も、レーティングは「トーナメントなどに参加する際、より公平なレベル分けをするために必要」と説明しています。単なる自己満足の数字ではなく、マッチングの仕組みでもあるということです。
機種で段階数が違う(ここが最大の注意点)
| DARTSLIVE(ダーツライブ) | PHOENIX(フェニックス) | |
|---|---|---|
| レーティング | 1〜18段階 | 1〜30段階 |
| 区分の呼び方 | フライト(C / CC / B / BB / A / AA / SA) | CLASS(12段階) |
| 01のスタッツ | 3投の平均点数 | PPD=1本あたりの平均点 |
| クリケットのスタッツ | 3投の平均マーク数 | MPR=1ラウンドあたりの平均 |
| 確定タイミング | 80%スタッツ | 100%スタッツ |
「Rt.18」の意味が正反対になる
ダーツライブのRt.18は最上位です。公式が公開したデータでは全体の約0.04%、1万人に4人という水準です。
一方フェニックスのRt.18は、30段階の中の18なので最上位ではありません。
つまり「レーティング18です」だけでは、どのくらい上手いのか判断できません。どの台の話かを必ずセットで確認する必要があります。
スタッツの単位まで違う
これは意外と説明されていない点です。01のスタッツが「3投の平均」か「1本の平均」かで、数字のスケールが3倍近く変わります。
TiTOの解説では、それぞれこう説明されています。
- ダーツライブ……「01ゲームでは点数を80%減らした時点までの3投の平均点数」
- フェニックス……「01ゲームではゲーム終了までの1投の平均点数」
だから換算表が必要になるわけです。ネット上に両対応の換算表がいくつもあるのは、それだけ別物だということです。
2機種の違い全体はダーツライブとフェニックスの違いで整理しています。
ダーツライブのレーティングとフライト(抜粋)
目安として主要な区切りだけ挙げます。1〜18の全段階の換算表はダーツライブのレーティングの見方にまとめました。
| レーティング | ゼロワン | クリケット | フライト |
|---|---|---|---|
| 1 | 0.0〜 | 0.00〜 | C |
| 4 | 50.0〜 | 1.70〜 | CC |
| 6 | 60.0〜 | 2.10〜 | B |
| 8 | 70.0〜 | 2.50〜 | BB |
| 10 | 80.0〜 | 2.90〜 | A |
| 13 | 95.0〜 | 3.50〜 | AA |
| 16 | 116.0〜 | 4.25〜 | SA |
ひとつの目標になるのがRt.10=Aフライトです。ここを目指す考え方はダーツでAフライトになるにはでまとめています。
フェニックスのCLASS
フェニックスはレーティングをもとにCLASSという区分を持っています。公式では12段階です。
GRANDMASTER / MASTER / AAA / AA / A / BBB / BB / B / CCC / CC / C / N
各CLASSに対応するPPD・MPRの数値も公式に掲載されていますが、当サイトでは数値表を正確に再現できなかったため転載しません。正確な数値は公式ガイドを直接確認してください(出典は記事末尾)。フェニックス側の詳細はフェニックスのレーティングの見方で扱います。
【公式データ】みんなどのくらいなのか
ダーツライブはレーティング分布を公式に公開しています(2021年9月17日公開/2020年8月〜2021年8月データ)。これは他ではあまり見ない一次情報です。
- 最多はRt.3で18.90%
- Rt.2〜5で約58.7%……半分以上がこの範囲
- Aフライト(Rt.10)以上は約11.8%
- Rt.18は約0.04%(1万人に4人)
始めて数ヶ月でRt.2〜3なら、それは最も人口が多い層です。周りが上手く見えても、実際の分布はこうなっています。
※2021年公開のデータなので、現在の分布とは異なる可能性があります。全段階の割合はダーツライブのレーティングの見方に掲載しています。
レーティングが出ない・上がらないときに確認すること
ダーツライブ公式には、レーティングが生成される条件が明記されています。
- 01とクリケットの両方で合計10試合投げるまで生成されない
- 更新は1日1回
- 対戦のみが対象。一人プレイ・「RoboRival」との練習は公式スタッツに含まれない
- 集計は直近30試合(最近の結果を重視)
一人で投げてもレーティングは出ません。ここは知らないとハマります。腕は上がっても記録には残らないので、数字を動かしたいなら対戦が必要です。
スタッツを知らないとレーティングは上がらない
レーティングはスタッツから計算される結果です。だから直接操作できるのはスタッツ側だけです。
ダーツライブの場合、レーティングの刻みは一定で、01のスタッツを5.0上げると1段階上がります(Rt.13まで)。クリケットなら0.20です。
この構造が分かると、練習の目標が「上手くなる」から「01のスタッツを5.0上げる」という具体的なものに変わります。
- スタッツそのものの意味 → ダーツのスタッツの見方
- 具体的な上げ方 → ダーツのレーティングの上げ方
- 練習法の全体像 → ダーツ上達法完全ガイド
よくある質問(FAQ)
Q. レーティングは機種をまたいで比較できますか?
A. できません。段階数が違い(18対30)、元になる01スタッツの単位も違います(3投平均対1本平均)。換算表を使うか、同じ機種同士で比べてください。
Q. 初心者の平均はどのくらいですか?
A. ダーツライブ公式の分布では最多がRt.3(18.90%)、Rt.2〜5で約58.7%です。始めたばかりならこの範囲が普通です。
Q. Aフライトはどのくらいの割合ですか?
A. Rt.10以上で約11.8%です。10人に1人ちょっとという水準になります。
Q. 投げているのにレーティングが表示されません。
A. 両ゲーム合計10試合に達していないか、一人プレイだった可能性が高いです。公式スタッツは対戦のみが対象で、更新は1日1回です。
Q. レーティングは下がることもありますか?
A. あります。直近30試合で算出され最近の結果が重視されるため、調子が落ちれば反映されます。
まとめ
- レーティングは実力を数値化した指標。対戦や大会のレベル分けにも使われる
- 機種で段階数が違う。ダーツライブ1〜18/フェニックス1〜30。同じ数字でも意味が違う
- 01スタッツの単位も違う(3投平均 対 1本平均)。だから換算表が必要になる
- Aフライトの入口はRt.10(01で80.0〜/クリケット2.90〜)
- 公式分布では最多がRt.3(18.90%)、Aフライト以上は約11.8%
- 一人プレイでは付かない。対戦・両ゲーム10試合・1日1回更新
数字は目安ですが、目標を具体的にする道具としては便利です。まずは自分がどの位置にいるかを確認してみてください。
参考・出典
- DARTSLIVE公式「実力が分かるレーティング」(1〜18段階・フライト区分・換算表・80%スタッツ・直近30試合・両ゲーム10試合・1日1回更新・対戦のみ)
- DARTSLIVE公式「あなたはどれくらい? レーティング分布を初公開!」(2021年9月17日公開/2020年8月〜2021年8月データ)
- PHOENIXDARTS公式ガイド「RATING」(1〜30段階・トーナメントのレベル分けに必要)
- PHOENIXDARTS公式ガイド「CLASS」(12段階の区分)
- TiTO「ダーツマシーンの特性に合わせたレーティングの上げ方」(DARTSLIVEの01は3投の平均点数/PHOENIXは1投の平均点数)
※本記事の数値はすべて上記の公式公表情報より作成しています。当サイトで計測したものではありません。フェニックスのCLASS別数値表は正確に再現できなかったため転載していません。