レーティング・大会

ダーツライブとフェニックスの違い|どっちを選ぶかの判断基準

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導入

こんにちは、ぷららです。

ダーツを始めると、わりと早い段階でこれに当たります。

「お店の台にダーツライブとフェニックスの2種類がある。どっち?」
「カードって両方買うの?」
「友達のレーティングが12で自分が5。そんなに差がある?」

最後のやつ、実は台が違うだけかもしれません。調べてみると、この2つはレーティングの段階数がそもそも違いました。ダーツライブは18段階、フェニックスは30段階です。つまり「Rt.10」の意味が両者でまったく違います。

ここを知らないまま数字を比べると、話が噛み合いません。

この記事では、公式が公表している情報だけで違いを整理します。「どっちが上手くなるか」みたいな検証できない話は書きません。

【結論】選び方はシンプル

  1. 行くお店に置いてある台を選ぶ。これが最優先。台がなければ何も始まらない
  2. 友達と同じにする。対戦・スタッツ比較・オンライン対戦が噛み合う
  3. 迷ったらダーツライブ。レーティング分布まで公式が公開しており、初心者向けの情報量が多い

そして重要なのが次の点です。

カードは別物なので、両方やるなら両方買います。とはいえ1枚550〜660円程度なので、両方持っている人も普通にいます。どちらか一方に決め打ちする必要はありません。

公式情報で見る違い

DARTSLIVE(ダーツライブ) PHOENIX(フェニックス)
レーティング段階 1〜18段階 1〜30段階
区分の呼び方 フライト(C 〜 SA) RATING / CLASS
スタッツの呼称 01・クリケットの平均スタッツ PPD(01)/MPR(クリケット)
スタッツ確定 80%スタッツ(01は開始点数から80%加点した時点) 100%スタッツとされる(※後述)
集計範囲 直近30試合・1日1回更新 公式ページに記載なし
カード DARTSLIVE CARD PHOENicA(フェニカ)
レーティング分布の公開 公式が公開している 公式での公開を確認できず

※DARTSLIVEの各項目は公式のレーティング解説より。PHOENIXの段階数とPPD/MPRは公式ガイドより。出典は記事末尾に記載します。

いちばん誤解されるポイント:レーティングの数字は比較できない

18段階と30段階なので、同じ数字でも意味が違います。ここが混乱の元です。

ダーツライブのRt.18は最上位です。公式が公開したデータでは全体の約0.04%、1万人に4人という水準です。一方フェニックスのRt.18は、30段階の中の18なので最上位ではありません。

つまり「レーティング18です」という言葉だけでは、どのくらい上手いのか分かりません。どの台の話かをセットで聞く必要があります。

ネット上には両対応の換算表がいくつもありますが、そもそも「換算表が必要なほど別物」だと理解しておくのが先だと思います。友達と数字を比べて落ち込む前に、台を確認してください。

スタッツの確定タイミングが違う

もう1つ、表示される数字に直接影響する違いがあります。スタッツがいつ確定するかです。

ダーツライブ:80%スタッツ

公式の説明では、01ゲームのスタッツは「ゲーム参加中のプレイヤーが、開始点数から80%加点した際に確定します」とされています。クリケットは6ナンバーがオープンした時点で確定します。

つまりゲームの終盤(詰めの部分)はスタッツに影響しません。上がりきれずに何ラウンドも粘っても、スタッツは下がらない仕組みです。

フェニックス:100%スタッツとされる

フェニックスはゲーム終了までの内容がスタッツに反映される「100%スタッツ」とされています。

ここは正直に書いておきます。この点はフェニックス公式のスタッツ解説ページには記載を確認できませんでした。公式ページにはPPD/MPRの定義(1ラウンドまたは1本あたりの平均)までしか書かれていません。「100%スタッツ」という説明は複数の解説サイトで一致していますが、一次情報として確認できていないため断定は避けます。

この違いが意味すること

仕組みとしては、終盤で崩れてもスタッツに出ないのがダーツライブ、最後まで反映されるのがフェニックスという整理になります。同じ実力でも表示される数字の出方が変わるので、これも数字を直接比べられない理由の1つです。

【公式データ】自分がどのくらいか分かる分布

DARTSLIVEはレーティングの分布を公式に公開しています。これは他にない情報なので、そのまま引用します(2021年9月17日公開/2020年8月〜2021年8月のデータ)。

レーティング フライト 割合
1 C 0.81%
2 10.66%
3 18.90%(最多)
4 CC 16.08%
5 13.06%
6 B 10.36%
7 7.82%
8 BB 6.06%
9 4.46%
10 A 3.65%
11〜15 A / AA 6.45%
16〜18 SA 1.01%

読み取れることを整理します。

  • 最も多いのはRt.3(18.90%)。Rt.2〜5で全体の約6割を占めます
  • Aフライト(Rt.10)以上は約11.8%。10人に1人ちょっと
  • Rt.18は約0.04%。1万人に4人

始めたばかりでRt.2〜3なら、それは「下手」ではなく最も人口が多い層です。この数字を知っておくだけで、無駄に落ち込まずに済むと思います。

レーティングを上げる考え方はダーツ上達法完全ガイドでまとめています。

「投げたのにレーティングが出ない」の理由

これ、地味につまずくポイントです。ダーツライブの公式説明には条件が明記されています。

  • 01とクリケットの両方で、合計10試合が必要(それまではレーティングが生成されない)
  • 更新は1日1回(投げた直後に反映されるわけではない)
  • 対戦のみが対象。一人プレイや「RoboRival」との練習、一部のオプション設定は公式スタッツに含まれない

つまり一人で黙々と投げてもレーティングは出ません。ここは知らないと「壊れてる?」と思うところです。対戦する相手がいない場合は、店員さんやオンライン対戦の使い方を確認してみてください。

初めてダーツバーに行くときの流れは初めてのダーツバー|一人で行く流れとマナーにまとめています。

プロを目指す場合は、大会の系統が違う

もう少し先の話ですが、判断軸としては大きいので触れておきます。日本のソフトダーツには、系統の違うプロツアーが2つあります。

JAPAN PERFECT
主催 一般社団法人J.D.U.(Japan Darts Union) PERFECT(prodarts.jp)
ゲーム(男子・本戦) 701 - STANDARD CRICKET - STANDARD CRICKET - 701 - CHOICE(BO5) 501・クリケット。ブルセパレート・ダブルアウト
ゲーム(女子) 501 - STANDARD CRICKET - 501(BO3)ほか 501・クリケット。マスターアウト
年間戦数 公式ページに記載なし 男子 全24戦 / 女子 全21戦

注目してほしいのはゲームの中身が違うところです。JAPANの男子本戦は701が入りますが、PERFECTは501です。さらに上がり方のルールも違い、PERFECTは男子がブルセパレート・ダブルアウト、女子がマスターアウトと公式に明記されています。

つまり「どちらを目指すかで練習する内容が変わる」ということです。ここは台の好みより実務的な違いだと思います。

使用機種については正直に書きます。JAPAN・PERFECTどちらの公式「大会概要」ページにも、使用機種の明記はありませんでした。ただしJAPAN公式サイトには「DARTSLIVE SPORTSアプリによるJAPAN進行」という案内があり、運営面でダーツライブ側の仕組みが使われていることは確認できます。PERFECTはPHOENIX系の機種を使うと一般に言われていますが、公式ページで確認できなかったため断定はしません。

いずれにしても始めたばかりの段階で決める必要はありません。プロ登録を考える段階になったら、そのとき出たい大会の規定を見るのが確実です。

家で投げたい場合はダーツライブに家庭用機がある

もう1つ、選択に効いてくる違いがあります。ダーツライブには家庭用のオンライン機があります。

家でもオンライン対戦ができるタイプで、「店に行けない日も同じ環境で投げたい」という人にはここが決め手になり得ます。

家庭用の電子ボードとしては他社製もあります。

ただし注意点があります。家庭用機のレーティングと、店舗の台のレーティングは同じ扱いではありません。この点の詳細は各機種の公式情報を確認してください。当サイトでは実機で検証していないので、「家でも店と同じレーティングが付く」とは書きません。

家ダーツの環境づくり(距離・高さ・防音)は別途まとめる予定です。

設置店舗数について(数値は出しません)

「普及率で選ぶ」という考え方は合理的です。ただ、ここは正直に書きます。

現在の設置店舗数を、公式サイトで確認できませんでした。両社とも店舗検索は提供していますが、総店舗数の記載が見つかりません。

よく引用されている「ダーツライブ2,746店舗/フェニックス2,374店舗」という数字は、2018年の記事に載っている値です。8年前の数値をそのまま「現在の普及率」として扱うのは無理があるので、この記事では数値を出しません。

結局のところ、全国の総数より「自分が通う範囲にどっちがあるか」のほうが重要です。各社の公式店舗検索で、自宅や職場の近くを調べるのが確実です。

カードはどっちも用意できる

スタッツやレーティングを記録するには、それぞれ専用のカードが必要です。共用はできません。

ただ価格は高くありません。

両方買っても1,200円ちょっとです。「どっちに決めるか」で悩むより、行った店にある台で投げられるようにしておくほうが実用的だと思います。

デザイン違いや特典付きの上位版もあります(例: デジコン付きPHOENicA WOOAH……11,000円)。ただ機能面で必要になるものではないので、最初は通常のカードで十分です。

ダーツにかかる費用の全体像はダーツにかかる費用の全てで整理しています。

よくある質問(FAQ)

Q. 初心者はどっちを選ぶべきですか?

A. 通う店に置いてある台です。それが同じなら友達と同じ台にすると対戦や比較が噛み合います。どちらでもよければダーツライブが情報を得やすく、公式がレーティング分布まで公開しています。

Q. レーティングの数字は比べられますか?

A. そのままでは比べられません。ダーツライブは18段階、フェニックスは30段階です。ダーツライブのRt.18は最上位(約0.04%)ですが、フェニックスのRt.18は30段階の中の18なので最上位ではありません。

Q. カードは両方必要ですか?

A. 両方の台で記録を残すなら両方必要です。共用はできません。ただし1枚550〜660円程度なので、両方持つ人も普通にいます。

Q. 一人で投げてもレーティングは付きますか?

A. ダーツライブでは付きません。公式の説明では対戦が対象で、一人プレイやRoboRivalとの練習は公式スタッツに含まれません。加えて両ゲームで10試合、更新は1日1回です。

Q. どっちのほうが上手くなりますか?

A. それを裏づけるデータはありません。スタッツの確定タイミングが違うので表示される数字の出方は変わりますが、上達しやすさの優劣を示す公表情報は見つかりませんでした。

まとめ

  • 選ぶ基準は「通う店にある台」。次に「友達と同じ」
  • レーティングは18段階(ライブ)と30段階(フェニックス)。同じ数字でも意味が違うので、そのまま比較できない
  • スタッツ確定は80%(ライブ)と100%(フェニックスとされる)。終盤の粘りが数字に出るかが変わる
  • ダーツライブは公式がレーティング分布を公開。最多はRt.3(18.90%)、Aフライト以上は約11.8%、Rt.18は約0.04%
  • 一人プレイではレーティングが出ない(対戦のみ・両ゲーム10試合・1日1回更新)
  • カードは別物だが550〜660円。両方持てる

結論としては「どっちか選ばなきゃ」と気負う話ではなく、行った店の台で投げられるようにしておけば十分だと思います。数字を比べるときだけ、台が違うことを思い出してください。

参考・出典

※本記事の数値はすべて上記の公式公表情報より作成しています。当サイトで計測したものではありません。
フェニックスの「100%スタッツ」は公式ガイドの該当ページに記載を確認できなかったため、断定を避けています。
設置店舗数は公式に総数の記載がないため掲載していません。レーティング分布は2021年公開のデータであり、現在の分布とは異なる可能性があります。

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