導入
こんにちは、ぷららです。
お店でダーツを借りて投げてみて、こう思ったことはありませんか。
「まったく思ったところに飛ばない。自分が下手なだけ?」
「そもそもこの借りたダーツって何グラムなの?」
「マイダーツを買えば変わるの? それとも腕の問題?」
調べてみると、この「借りたダーツ」=ハウスダーツには明確な特徴があり、初心者ほど扱いにくいという指摘が複数の情報源で共通していました。
つまり「飛ばない」のは、必ずしも腕だけの問題ではないかもしれません。
この記事では、ハウスダーツとは何か、マイダーツと何が違うのかを整理しました。
【結論】ハウスダーツの要点
- ハウスダーツ=お店が無料で貸し出しているダーツ
- 重さは約12g程度と軽い(マイダーツの主流は18g前後)
- シャフトとフライトが一体型の簡易的な作り
- 多くの人が使うので傷や曲がりがあることも
- 軽いぶん初心者にはコントロールが難しいとされる
1. ハウスダーツとは
ハウスダーツとは、お店が来店客に無料で貸し出しているダーツのことです。
ダーツバー、ネットカフェ、アミューズメント施設などには必ず置いてあり、手ぶらで行っても投げられるのはこれがあるからです。
「ソフトダーツの教科書」の解説では、見た目について「見た目も安っぽく、決してオシャレではありません」と率直に書かれています(出典:ソフトダーツの教科書「ハウスダーツとはどんなダーツ?」)。
あくまで「誰でも使える共用品」という位置づけです。
2. ハウスダーツの仕様
同記事では、ハウスダーツとマイダーツ(ASSASSIN)を比較した具体的な数値が示されています。
| 項目 | ハウスダーツ | マイダーツ(例) |
|---|---|---|
| 重さ | 約12g | 16.2g |
| 長さ | 約42mm | 40mm |
| 価格 | 約1,000円 | 約4,800円 |
| 構造 | シャフトとフライトが一体化 | 4パーツ独立 |
※これは一例の比較です。ハウスダーツの仕様は店舗や設置メーカーによって異なります。エスダーツで販売されているフェニックス製ハウスダーツには14.2gという表記のものもあり、「ハウスダーツ=何g」と一律には言えません。
情報源によって数値が違う
正直に書いておくと、ハウスダーツの重さはネット上で情報が一致していません。「6〜8g」「10〜14g」「約12g」「14.2g」など、調べる先によってバラバラです。
理由は単純で、店やメーカーによって置いてあるものが違うからです。「だいたい12〜14g前後で、マイダーツの主流(18g前後)より軽い」と理解しておくのが実用的です。
3. マイダーツとの違い
違い①:重さ
最大の違いはここです。ハウスダーツは約12g前後、現在のマイダーツの主流は18g前後。6g近い差があります。
前掲の記事では、この差について「投げるときけっこうな差に感じます」と表現されています。数字で見ると小さく感じますが、実際に投げると明確に違います。
違い②:構造
ハウスダーツはシャフトとフライトが一体化しています。マイダーツはバレル・シャフト・フライト・チップの4パーツが独立していて、それぞれ交換・調整できます。
一体型は壊れにくく管理が楽ですが、飛び方を調整できません。
違い③:状態
ハウスダーツは不特定多数が使うため、「傷がついていたり曲がっていたりと真っ直ぐに飛ばないようになっている」可能性があると指摘されています。
これは重要な点です。同じ店の同じハウスダーツでも、個体によって飛び方が違うことがあります。
違い④:互換性
ハウスダーツの部品は専用で、マイダーツのパーツとの互換性はありません。「フライトだけ自分のものに替える」といったことはできません。
4. なぜ初心者ほど扱いにくいのか
「初心者向けの簡単なダーツ」と思われがちですが、実際は逆だという指摘があります。
初心者にとってハウスダーツをコントロールするのは非常に難しいです
理由①:軽いとブレが出やすい
軽いダーツは速く飛ぶ代わりに、手の動きの影響を受けやすいという性質があります。リリースがわずかにブレると、そのまま飛びに反映されます。
重いダーツは慣性が働くので、多少のブレを吸収してくれます。「重いほうがまっすぐ飛びやすい」と言われるのはこのためです。
理由②:状態が一定でない
傷や曲がりがあると、投げ方が正しくても飛びが乱れます。初心者は「自分のせいだ」と思ってしまいますが、道具の問題であることも少なくありません。
理由③:毎回違う道具になる
店や個体が変われば飛び方も変わります。これでは「今日は上手くいった/いかなかった」の比較ができません。上達を測るうえで不利になります。
5. それでもハウスダーツから始めるべき理由
扱いにくいなら最初からマイダーツを買うべきか——というと、そうとも限りません。
続くかどうか分からない
マイダーツはバレルだけで1万円前後が中心帯です。1〜2回投げただけで「合わなかった」となる可能性を考えると、まずは借りて試すのが合理的です。
自分に合う重さの手がかりになる
ハウスダーツを投げて「軽すぎて安定しない」と感じたなら重め、「これでも重い」と感じたなら軽めが合う可能性があります。この体感が、マイダーツ選びの出発点になります。
6. マイダーツに切り替えるタイミング
目安は「3回以上投げに行って、また行きたいと思ったとき」です。
加えて、次のような感覚が出てきたら切り替えどきです。
- ハウスダーツの個体差が気になり始めた
- 「もう少し重いほうが投げやすそう」と感じた
- 記録を取って上達を測りたくなった
前掲の記事では「初心者こそハウスダーツではなくマイダーツが必要」とまで書かれています。道具が毎回変わる状態では、練習の成果が見えにくいためです。
よくある質問(FAQ)
Q. ハウスダーツは何グラム?
A. 情報源によって数値が異なり、一律には言えません。ソフトダーツの教科書の比較では約12g、エスダーツで販売されているフェニックス製には14.2gという表記もあります。マイダーツの主流である18g前後より軽いと理解しておくのが実用的です。
Q. ハウスダーツは買える?
A. 販売されています。ソフトダーツの教科書の比較では約1,000円という価格が挙げられており、専門ショップでも取り扱いがあります。ただし練習用として買う人が多く、本格的に投げるならマイダーツが一般的です。
Q. ハウスダーツでも上達する?
A. 基本の動作を覚える段階なら問題ありません。ただし個体差があるので、記録を取って比較したい段階になるとマイダーツのほうが向いています。
Q. 借りるのにお金はかかる?
A. 一般に無料で貸し出されています。プレイ料金(時間料金やゲーム代)は別途かかります。
Q. ハウスダーツが軽いのはなぜ?
A. 素材が関係しています。ハウスダーツにはブラス(真鍮)製が多く、これは比重が軽いため同じ形でも軽くなります。マイダーツで主流のタングステンは比重が重く、細くて重いバレルを作れます。→ バレルの素材とタングステン含有率
まとめ
- ハウスダーツは店が無料で貸し出す共用のダーツ
- 重さは約12〜14g前後で、マイダーツの主流(18g前後)より軽い
- シャフトとフライトが一体型で調整できない
- 不特定多数が使うため傷や曲がりがあることも
- 軽いぶんブレの影響を受けやすく、初心者ほど扱いにくい
- それでも最初はハウスダーツで十分。合う重さの手がかりにもなる
「思ったところに飛ばない」と感じても、必ずしも腕だけの問題ではありません。道具の特性を知っておくと、余計に落ち込まずに済みます。
始め方の全体像はダーツ初心者ガイドにまとめています。
参考・出典
- ソフトダーツの教科書「ハウスダーツとはどんなダーツ?初心者ほど使いこなせない」(重さ約12g・長さ約42mm・価格・構造・扱いにくさ)
- DARTS SHOP MAXIM「バレルの素材・形状・カットの違いや選び方」(素材別の重量目安)