導入
こんにちは、ぷららです。
ダーツを調べていると、必ずこの2つの言葉が出てきます。
「ソフトダーツとハードダーツ、何が違うの?」
「自分がやってるのはどっち?」
「道具は使い回せる? 買うときどっちを選べばいい?」
用語だけ見ると「柔らかいダーツと硬いダーツ?」と思いますが、違うのは先端の素材だけではありません。距離も、得点の付け方も、遊べる場所も違います。
結論を先に言うと、日本のお店にあるのはほぼソフトダーツなので、初心者はこちらだけ知っていれば十分です。
この記事では、両者の違いを整理しました。
【結論】5つの違い
| ソフトダーツ | ハードダーツ | |
|---|---|---|
| 先端(チップ) | 樹脂製 | 金属製(スティール) |
| 距離 | 一般に244cm | 237cm(公式規定) |
| 得点計算 | マシンが自動 | 手動 |
| ボード | 電子ボード(穴あき) | 麻など(刺さる素材) |
| 主な場所 | 日本のお店 | 専門店・海外の大会 |
共通しているのは「1ラウンド3投」という基本ルールです。ここは変わりません。
1. 先端(チップ)の違い
これが名前の由来です。
- ソフトダーツ……先端が樹脂(プラスチック)製。柔らかいので「ソフト」
- ハードダーツ……先端が金属製。「スティールティップダーツ」とも呼ばれます
ソフトダーツの教科書の解説でも、ハードダーツは「ダーツの矢の先が金属製でスティールティップダーツとも呼ばれる競技」と説明されています(出典:ソフトダーツの教科書「初心者のためのダーツのルール」)。
安全性の違い
樹脂製のソフトダーツのほうが、当たったときの危険性は低くなります。お店で誰でも遊べる形式として普及したのは、この点も関係しています。
2. 距離の違い
ここが実際に投げるうえで最も体感しやすい違いです。
日本ダーツ協会の競技規定では、ボード中心の高さ173cm、スローイングラインまで237cmと定められています(出典:日本ダーツ協会「競技規定」)。これはスティール(ハード)ダーツの基準です。
ソフトダーツでは244cmとされるのが一般的で、約7cm遠くなります。
| 高さ | 距離 | |
|---|---|---|
| ソフトダーツ | 173cm | 244cm(一般的な慣行) |
| ハードダーツ | 173cm | 237cm(公式規定) |
高さは共通で173cm、変わるのは距離だけです。
※244cmは日本ダーツ協会の当該ページには記載がなく、ソフトダーツの慣行として広く用いられている数値です。正確な設置寸法はマシンのメーカー仕様をご確認ください。
7cmの差は大きいのか
数字で見ると小さく感じますが、投げる側からすると狙いの精度に影響する差です。ソフトからハードに移ると「近い」と感じ、逆だと「遠い」と感じることになります。
3. 得点計算の違い
ソフトダーツはマシンが自動計算
電子ボードがセンサーで判定し、点数を自動で計算・表示します。プレイヤーは計算する必要がありません。
これが初心者に優しい最大の理由です。ルールを完璧に覚えていなくても、マシンが進行を管理してくれます。
ハードダーツは手動
刺さった場所を自分で読み取り、計算します。01なら引き算を暗算することになります。慣れれば問題ありませんが、始めたばかりだと負担になります。
刺さらなかったときの違い
面白い違いがあります。日本ダーツ協会の競技規定では「ボードにささらず、落ちたり跳ね返ったダーツは(中略)再投できない」=0点とされています。
ただしソフトダーツの場合、刺さらなくてもマシンがセンサーで反応してカウントすることがあり、その場合はカウントが認められるとされています。「刺さっていないのに点が入った」というのはこれです。
4. ボードの違い
- ソフトダーツのボード……無数の小さな穴が空いた樹脂製。穴にチップが入ることで判定します
- ハードダーツのボード……麻(サイザル)などの繊維を圧縮した素材。金属チップが刺さります
ソフトダーツのボードは穴に入らないと弾かれるため、刺さらない現象が起きやすいという特性があります。
また、ボードの大きさや的の大きさにも違いがあるとされています。
5. 遊べる場所の違い
| ソフトダーツ | ハードダーツ | |
|---|---|---|
| ダーツバー | ◎ ほぼこちら | △ 置いている店も |
| ネットカフェ | ◎ | × |
| アミューズメント施設 | ◎ | × |
| 専門ショップ | ○ | ○ |
| 海外の大会 | △ | ◎ 主流 |
日本で気軽に投げられるのは圧倒的にソフトダーツです。ハードダーツは競技志向の人や、海外の大会を目指す人が取り組むことが多くなります。
6. 道具の互換性
チップが違うので、そのままでは使い回せません。
ただしバレル(握る部分)は共通で使えることがあります。チップを付け替えれば対応できる場合があるからです。
ここで関わるのがネジ規格です。ソフトダーツは2BAが一般的、ハードダーツは1/4が使われます。バレルの規格が合えば、チップを替えて両方で使えることになります。
ソフトダーツの教科書の解説では、両者について「1ラウンド3投」というルールは共通しており、「道具さえそろえば大きな違和感を感じずに楽しめる程度」とされています。
7. 初心者はどちらから始めるべきか
ソフトダーツ一択です。理由は3つあります。
- 投げられる場所が圧倒的に多い……ネカフェ・アミューズメント施設・ダーツバー
- 得点計算が不要……ルールを覚えなくても遊べる
- 安全性が高い……先端が樹脂
ハードダーツに興味が出てきたら、後から移ることもできます。基本の投げ方は共通なので、ゼロからのやり直しにはなりません。
よくある質問(FAQ)
Q. 自分がやっているのはどっち?
A. お店で点数が自動表示され、先端が樹脂ならソフトダーツです。日本のお店ではほぼこちらです。
Q. バレルは共通で使える?
A. ネジ規格が合えばチップを替えて使える場合があります。ソフトは2BA、ハードは1/4が一般的です。購入時に規格表記を確認してください。
Q. ハードダーツのほうが難しい?
A. 距離は7cm近いですが、得点計算を自分でする必要があり、的の大きさも異なります。「どちらが難しい」というより性質が違う、と考えるほうが正確です。
Q. 練習はどちらでも同じ?
A. 投げる動作の基本は共通です。ただし距離が違うので、切り替えた直後は感覚を合わせる時間が必要になります。
Q. 家でやるならどっち?
A. 電子ボードなら得点計算が自動で、オンライン対戦ができるモデルもあります。ハードボードは電源不要で静かという利点があります。
まとめ
- 違いは先端の素材・距離・得点計算・ボード・場所の5つ
- 先端はソフト=樹脂、ハード=金属(スティール)
- 距離はソフト244cm / ハード237cm。高さは共通で173cm
- ソフトはマシンが自動計算するので初心者に優しい
- 日本のお店はほぼソフトダーツ。初心者はこちら一択
- 共通するのは「1ラウンド3投」という基本ルール
まずはソフトダーツで基本を覚えるのが現実的です。投げ方は共通なので、後からハードに移ることもできます。
始め方の全体像はダーツ初心者ガイド、ルールはダーツのルール完全ガイドにまとめています。
参考・出典
- 一般社団法人日本ダーツ協会「競技規定」(高さ173cm・237cm・刺さらなかった矢の扱い)
- ソフトダーツの教科書「初心者のためのダーツのルール」(両者の違い・刺さらない場合のソフト特有の扱い)
- ダーツハイブ「バレルの選び方」(ネジ規格 2BA / 1/4)